論点をすり替えない 1歩下がって冷静に見極める力も必要

先日のブログ記事「乳児に関わる人は知っておきたい乳児ボツリヌス症」たくさんの方にシェア頂きありがとうございました。

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「1歳未満にはちみつを与えてはいけない」
なぜいけないのか?
なぜはちみつなのか?

そこらへんを詳しく記載しているサイトがほとんどなく、
少しでも多くの人に『なぜダメなのか』を知っていただければと思いブログに記載させて頂きました。
想像を超える反応に実は私自身が一番驚いていると同時に、
なぜの部分まできちんと浸透していないんだなというのが正直な感想でした。

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そしてもう一つびっくりしたのが、論点をすり替えている記事が多かったこと。

今回の問題は「クロストリジウム ボツリヌス」という菌の芽胞が はちみつ内に混入されている可能性があるということでした。
これはどうしても仕方ないことで、はちみつの中に混入することは防ぐ事は出来ません。
だから、1歳未満の子どもには摂取させない、1歳半までは慎重に摂取させようという事。

確かにこの情報がきちんと伝わりきってなかったんだと改めて私も感じました。

しかし、なぜか論点が「離乳食スタートの時期」になっていたり
「メーカーが5カ月から野菜ジュースを推奨している事がおかしい」など論点がまったく違う方向へすり替わってしまっていることに正直驚きを隠しきれませんでした。

論点がすりかわってしまうことで、一番伝えなきゃいけないことがぼやけてしまわないか、不安を感じざる負えません。

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そもそも離乳食スタートの時期を遅らせたら、はちみつを使用する時期も遅らせる必要があるかも?しれません。
というより、データーが揃ってない現在では遅らせた方が私は安全だと思っています。

そもそも、腸内細菌が整う要件は母乳育児だけではありません。
私たちが普段食べているものは無菌ではありませんから。
少しずつ様々なものを口にすることで子どもの腸内細菌は育っていくのだと思っています。
とはいえ、これらはデーターがあるわけではありません。
あくまでも推測の域を出ません。
だからこそ、命に関わるこの件に関しては特に慎重になる必要があると思っています。
確かに離乳食スタートの時期が早い、子どもにはそれぞれの成長のスピードがある。
それらの考えも理解は出来るのですが…今回の問題点はそこではないと私は思っています。

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それにボツリヌス菌が怖いのは、芽胞ではありません。
芽胞が増殖できる状態(栄養状態)になることで通常の菌の形態に戻り、そこから発生される毒素です。

腸内細菌のバランスが整っていれば芽胞が栄養状態になることはないと言われてます。
ボツリヌスの毒素は現在わかっている食中毒菌の毒素の中で一番強い毒素と言われています。
大人でも腸内でこ毒素が発生するとかなり症状の重い食中毒になる可能性があります。
だからこそ小さな子どもの腸内で毒素が発生してしまったら、命に関わる可能性もある。
まずはその危険性を理解することが大切だと思います。

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また、今回の件では野菜ジュースにはちみつを混ぜて飲ませていたと報道されている事から、なぜか論点が野菜ジュースへ変わってしまっていて、メーカーが5カ月から野菜ジュースを推奨していることがおかしいという論点になっていましたが…
そもそも、メーカーは5カ月から摂取可と言っているだけで、推奨はしてないはず。

私自身、息子が産まれた時にかなり色々離乳食の本を買ったり、様々な雑誌を読んだり、ネットで調べたりしましたが…
どこにも野菜ジュースを推奨しているサイトも本も雑誌もありませんでした。
確かにスポンサーが絡んでいますから、広告は目につきます。
しかし、それが必ずしも推奨しているわけではない。

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そもそも離乳食前に果汁や白湯は与える必要がないと、母子手帳や離乳食の本には記載されています。

確かに情報は完全に行きわたっていなかったかもしれません。
実際に私の母は子育て情報も30年も経つとかわるものなのねと言いながら、離乳食本を読んでいましたから。
少なくとも離乳食本を読んだり、保健センターからの資料を見ながら子育てをしていれば野菜ジュースが推奨されているなんていう勘違いは基本的には起こらないはず。
(実際私の周りのママ友でそんな勘違いをしている人はいませんでした。)

色んな考えがあるでしょうが、5カ月で野菜ジュースをあげていた事は今回の件には全く関係ありません。

なぜかこういう事故が起きると、論点をすり替え持論を展開するサイトがたくさんあがってきます。
しかし、1歩下がって冷静に見極める事ってすごく大切だなと思うのです。

今の現代社会
〇〇はいい
〇〇はダメ
命に関わる、関わらないに限らずたくさんの情報が飛び交っています。

だから混乱を来たし、
正直キャパオーバーになっている人もたくさんいるはず。
そして、それと同時に絶対ダメなものと、そうでないものの区別がつかなくなってきています。

だからこそ『絶対伝えなきゃいけないことは何か』
を見極める事も大切になってきます。

粉ミルクによる育児や帝王切開による出産、抗生物質を与えた、小さな頃から添加物の多い食品を与えていた。
確かにこれらは腸内細菌のバランスを崩すかもしれない。
でもこれらもあくまでも推測のレベル。
有意差のあるデーターがきちんと提示されているのかは疑問が残る点だったりします。

では、経腟分娩 母乳育児 薬類は一切与えず、添加物フリー農薬フリーの子育てをしていたなら…
1歳までにはちみつを与えても大丈夫なのか??
そんなデーターは一つもありません。
例えそんな育児をしていても、1歳までは絶対はちみつを与えてはダメです。

「クロストリジウム ボツリヌス」は1歩間違えれば命に関わる細菌です。
絶対に伝えなきゃいけない情報の中に、個々の勝手な健康論を展開するほど危険なことはないと思っています。

1歳までは「クロストリジウム ボツリヌス」の芽胞を含む可能性のあるはちみつや黒糖、真空処理をしている非加熱(120℃4分以上の加熱をしていないもの)食品は与えない

色んな情報が飛び交っていますが、乳児に関わる方には必要な情報がきちんと届くことを願うばかりです。

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