私の仕事遍歴②「健診への思いとジレンマ」

私の仕事遍歴①「医療分野へ進もうと思ったきっかけ」

最初から読みたい方は↑の記事からどうぞ

4月、無事に国家試験も合格し晴れて臨床検査技師としての正式採用になり
検査・健診センターでの勤務がスタートしました。
(臨床検査技師の国家資格の合格率は70%前後と低く、合格が出るまでは仮採用、若しくは1年は契約採用のセンターも少なくありません)

私の配属は「生化学・一般検査室」の一般検査部門
いわゆるなんでもありの部署でした(笑)

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尿検査・尿沈渣・アレルギー検査・性病に関わる遺伝子検査・簡単な細胞検査
ギョウチュウ検査 不妊に関する検査 生化学検査の一部 微生物試験の一部
などなど
機械で一括検査しにくい項目が集まる
そんな部署でした。
なので、一人で3つ4つの機械を操作しながら、その間で顕微鏡で検査を行う
そんな日々でした。
おかげで並行業務が苦なく出来るのはこの検査センター時代の修行の成果だったりします(笑)

それ以外にも、健診時期は健診業務に日中は出ます。
なのでご想像の通り、時間外勤務は当たり前、終電に乗れるか乗れないか?
そんな日々を過ごす毎日でした。
その当時は、実家のこともあり片道2時間かけて通っていました。

4週6勤務の会社で、なおかつ休日当番が持ち回りである為
酷い時は14勤、ただ、ただ忙しい日々に忙殺されるそんな毎日でした。
おまけに時間外手当は支給しませんという会社。
次第に何のために働いているのか?わからなくなる日々でした。

そんな時、入社面接で言われた
「医療の現場は理想では語れないよ 入社したらわかるから」
この言葉の意味がはっきり理解できたように思えました。

正直、検査・健診センター業界は日々の検査・健診の仕事に手いっぱいで、
健診結果を「予防医学」に貢献できるところまで突き詰め、提案する時間はありません。
それは、私のいた会社だけではなくこの業界全体がそんな感じです。

それに気づいた時私は転職を模索し始めていました。
そもそも3年以内で転職する人が8割を超える会社という事も
私の転職を後押ししました。
(有資格者に絞ると9割をこえていたかもしれません)

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その時は既に母の寛解期はほとんどなく、
入院日数の上限を超え病院からとりあえずの退院を余儀なくされる。
仕方なく退院するも、また症状がひどくなり入院する
そんな繰り返しでした。
病院で言われた通りの食事制限も真面目にこなし、
保険適用外の治療にも挑戦しましたが…
一向に良くなる気配はありませんでした。

今になって思えば、食事療法に関しては他の選択肢があったのではないか?
と思いますが…
今も昔も、他人の病気につけこんで様々なサプリや健康食品を売りつけてきたり、
勧誘してくる人は後を絶ちません。
そんな事もあり、民間療法にはまったく興味を示すことなく
きちんとした医学知識をベースにした書籍を読んでは何か治療方法がないかを模索する日々でした。
今でこそ、すべての代替え療法を否定はしませんが、
私がネットワークビジネスを嫌う理由はここにあります。

そんな中私がみつけたのが「治験」という業界でした。
当時は今ほどインターネットが普及していたわけでもなく、
多分どこかで「新薬開発」についての記載をみつけて興味を示したのだと思います。

「新薬」が開発されればいずれ母はこの入退院の生活から解放されるかも?しれない。
そして、この新薬開発で多くの人の命が救われるのかもしれない。

そう思い「予防」から「薬」という分野に方向転換をします。
これが一つ目の転職なります。

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「薬」の中でも出来れば、新薬開発に関わりたい
そんな思いもありましたが…

この時は既に終電にまにあわない事から電車通勤を諦めて、
月の半分ぐらいは往復4時間、車で通勤していた事もあり、
いつか大きな事故を起こす…そんな風に感じていました。

会社の近くに引っ越すのか?
それとも転職するのか?
の決断に迫られていた時期でもあり、
その為まずは転職を優先しようと動いていました。

「製薬」「新薬開発」という分野に興味を持った私は
ハローワークで自分の経験と資格を活かして働ける仕事を探しました。

それが「製薬会社での微生物分野での品質管理業務」でした。

また、学生時代から大好きだった微生物という分野であったこと
検査センターの用にたくさんの仕事に追われるのではなく、
何か専門的に突き詰めてることが好きだった私は、
派遣社員という不安はあったものの…
自分の経験を積む、製薬業界を知るにはいい機会だと転職を決めました。

結局、検査センターでの勤務は1年3ヶ月という短い期間でしたが、
(多分労働時間は2倍以上あると思うけど)
たくさんの検査や検査症例に触れられたこと、様々な健診現場で働いたことが
今の私の仕事には大きく関わってきています。

元々は公衆衛生学に興味があり、疫学調査を『予防医学』に役立てられないか?
そういう仕事がしたいというのも検査・健診センターを選んだ動機でした。
検査・健診センターはデーターの宝庫ですから、そういう取り組みもなされているのではないかと考えての就職でした。

今となれば、もう少し業務内容の確認や業界調査をしてから就職試験を受ければよかったのですが…
当時は就職氷河期という事もあり、
特に女性検査技師の正社員採用枠が非常に少なかった時代ということもあって
就職を優先してしまったというのもありました。
検査技師の業界は『女性は結婚すると辞めるから、パートしかいらないんだよね』と
当時は当たり前に言われるそんな業界でもありましたしね。

検査センターを退職し、製薬会社に転職した時は
もうこの分野に関わることはないんだろうな?と思っていたのですが…
「健診結果を活かす予防医学」をまた自分が伝える事になるとは
この時はまったくも考えていませんでした。

またこの話は後々出てくることになりますが…

「予防」から「薬での治療」に転換したタイミングでした。
③に続きます。

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