悲しみの分だけ愛があることを教えてもらった時間

先日の土曜日に命と心のお話し会に参加してきました。

お話ししてくださったのは中村美幸さん

img_6109-1

この本は美幸さんが息子さんと一緒に過ごした500日のお話し
詳しくはぜひ本を手に取ってもらいたいのだけど…

美幸さんの息子さんは小児がんを患い産まれて500日という期間で美幸さんの元を離れて旅立ってしまったのだけど…
今回のお話し会で直接美幸さんから話を聞いて感じたのは、「あっ、息子さんはお母さん(美幸さん)と一緒にこうやって全国で講演しながら≪愛≫を伝えているんだ」ということ。

傍から見れば抱きしめる事も、お話しすることも、成長する様子を見る事を出来ないけど、美幸さんの心の中には、そしてこうやってお話を聞かせてもらった私達の心の中にも息子さんは居続けるんだと。

「悲しみの深さだけ愛がある」
と優しい言葉で、でも強い思いを持って言い切る美幸さん
私のレポとか、感想より、直接美幸さんから話を聞いて欲しいと思うから内容はここでは書きません。

5a9a98a286757a130e8845c93e1d2c5f_s

すぐには参加ボタンの押せなかったお話し会

実はこのお話し会の存在は今年の6月頃に横浜で開催される時に知りました。
場所は横浜のみなとみらい
交通費とスケジュールさえクリアすれば日帰り参加出来る場所
おまけに前職の仕事上よく見知った場所。

美幸さんにお会いしたい、お話しを聞きたい
強く感じたけど、でも参加ボタンを押すことは出来ませんでした。

その次知ったのが今回の大阪での開催
日程的には少し悩んだけど、距離的にはなんの問題もなし
だって行き慣れたいつも大阪
でも、お申し込みのボタンを押せずに手帳にだけそっと日程を書き込んでは上平さんのブログを眺めていました。

そんな私の気持ちに気づいていたかのように「バスタオルを持って一緒に参加しよう」と声をかけてくださったのが東京のある方

知っている人が側にいてくれたらきっと大丈夫
そんな気持ちでお申し込みのボタンを押しました。

f5051314c93d7f06fd48666525a03fce_s

誰も否定しない包み込んでくれる場所

お話し会の後はみんなが思い思いの心の内を語っていきます。
そこで聞いたお話はその場に置いて帰る
人の話に自分の意見を挟まない

ただ、ただみんなが自分の胸の内を語っていきます。

誰も否定しないから安心して話せる場所
もちろん話したくないことは話さなくてもOK

私が何をお話たのかはここでは詳しくは書かないけど…

「人の命を救う」という医療のお仕事に強い関心を持ち、そして憧れて医療職を選んだ私だけど、当たり前のように現実を知り、そして健康分野の仕事を彷徨い続けた20代
どの分野が人を健康に幸せに出来るのだろうか?
そんな事を真剣に考えていた…

「人の健康に寄与したい」それが私の働く中での共通の思いだったから。

それでも選択肢として選ばなかった、イヤ…選べなかったのが「病院」という場所。
人の「死」に直面しない場所を選んで働いてきました。
それは「死の悲しみ」を受け止めるだけの自信が私にはなかったから

だからこそ企業で技術者として人の健康に間接的に関わる仕事を選びました。

そんな私がもう一度「命」と向き合う事になったのが不妊治療でした。

e02ba6c87410c744feb35829eb3067a2_s

妊活・不妊治療の先にあるのは必ずしも望んだ結果とは限らない

私がこの分野でお仕事をしよう
不妊で悩んでいる方をサポートしようと決めた時に必ず「妊活=喜び」になるとは限らないということでした。

それは私が何度も流産を繰り返していたから。

頑張ってもその先にあるのは悲しみかもしれない…
そして高齢妊娠の流産は統計でも明らかになっていること

妊活・不妊のサポートをするということはそこまで一緒にサポートするということ

この分野は「大丈夫」という言葉を簡単に使えない分野なのです。

生理が来ただけでも深い悲しみを感じるのが不妊と言う分野
だからたとえ胎嚢が確認できなくても、心拍が確認できなくても、化学流産であれ、流産という結果になると女性は途方もない悲しみを感じます。

でも、残念ながら…今の不妊分野ではその悲しみにまで寄り添ってくれるところはほとんどありません。

だからそっとその気持ちに蓋をしてしまうのです。
言っても仕方ない…って
自分自身の中でもなかった事にしてしまう。

でも、美幸さんに、そして美幸さんの息子さんに教えてもらった
悲しみが深ければ、深いほど、そこには大きな「愛」があったのだという事。

わずかな時間であれそこに「存在した愛」

何があってもどんな結果になってもそこに一緒に寄り添ってあげる。
そっと何も言わずに側にいてあげる
それが不妊分野で仕事をするものの役目なのではないか?と

a9244f88d356bfd6a7d462e3d50bb80e_s

最後に

今でも思う時があります
8年前の5月
あの時の第1子を流産することなく出産していれば、私は大好きな仕事を辞める選択をしなくても済んだのかもしれない。

子どもだけではなく仕事も失った私
私は両方の思いに蓋をして生きてきました。

勝手に蓋をあけてかき回して言いたいことだけ言って私の前から姿を消した人もいます。
カウンセラーの顔をして近づいてきて好きなようにかき回してきた人もいます。

この2つの出来事をきっかけにさらに人に簡単に心を許す事はなくなりました。

心を許す事の怖さ、そしてリスクを知ったから…

なぜ、あれだけ参加することが怖かったのか?
それは、過去に受け入れたふりをしながらその後に、否定・拒絶する人に自分の心をかき回されたから…

人の心に触れるという事は覚悟がいるということ
でも、今は残念ながら弱った心の隙間に付け入るように入り込んでビジネスにする人が少なくはありません。
そして、そんな人には覚悟はありません。
自分の思うように動いてくれない、都合が悪くなれば切り捨てればいいだけだから…

でも、今思うのは…
きっとその人たちには「悲しみの深さ」を「愛」に変える事が出来なかっただけなんだと…

すべての荷物を一度に降ろすことは出来ないし、わざわざ蓋を開ける必要がないものもたくさんある。
でも、どうしてもその蓋を開けなきゃいけない時は「悲しみ」も「愛」に変えられる人に出会って欲しいなと思います。

妊活・不妊相談のご案内

対面でのご相談は滋賀・京都で行っております。
遠方の方はZoomでのご相談も可能です。
また、金土日で、滋賀県東近江市まで来て頂ける方に限り夜間のご相談も受けていますので気軽にご相談ください。

詳しくはこちらをご確認ください
遠回りをしない 妊活・不妊治療の進め方 個別サポート

171121_白衣・2017-11-21_12-17-32

公式HP募集中の講座取材依頼企業向け不妊治療と働き方研修飲食店向け衛生管理研修微生物に関するブログプロフィール

バナー

≪プロフィール≫

笛吹 和代

171121_隨帛聖縺輔s驥取搗縺輔s謦ョ蠖ア蛻・2017-11-21_12-39-49

関西を中心に活動し、臨床検査技師の国家資格を保有する、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー

自身の不妊治療退職をきっかけに「働く女性の不妊治療退職ゼロ」を目指して、妊活や不妊の悩む女性の個別相談を行ったり、セミナー講師として活動したり、妊活や不妊をサービスとする専門家向けの講座も行っている。

また、働く女性向けサイトで妊活コラムも担当

2017年5月 医療職とファイナンシャルプランナーによる妊活や不妊で悩む女性を支援するプロジェクトチームを立ち上げる。2018年9月には第1回目の妊活イベント「ワタコレ」を関西で開催し100名を超える方で当日はにぎわった

≪経歴≫
1979年滋賀に産まれる
不妊治療の末2012年に男児を出産

子どもの頃から身体の仕組みに興味があり、医療系の学部に進学する。
卒業後は検査センターで様々な検査や健診に携わったのち、製薬メーカ・化粧品メーカで専門職として勤務する。28歳で結婚、29歳から妊活をスタートするものの妊娠にたどり着かず、32歳で前職を退職し、33歳で第1子を出産

その後健診現場に復帰するが、自身の経験から不妊で悩む女性の支援をしたいと事業をスタートさせる。現在は当事者支援と不妊予防を伝える事に力を入れている。

≪講座開催実績≫
2015年より自身で講座主催をする傍ら
大津市男女共同参画センター様、漢方薬局様、鍼灸師団体様 カルチャーセンター等で妊活や不妊、女性の身体に関する講座を開催

≪コラム掲載≫
奈良の子育て応援アプリ「ぱーぷるmama」にてコラム掲載
専門家によるパパママ応援サイトIKU♡LOVEにてコラム掲載
NAILIST JOBで女性向け コラム掲載
働く堅実女子のお悩みサイトsuits-womanで妊活コラムを担当

≪取材実績≫
日本成人病予防協会 妊活ページ取材

≪ラジオ出演≫
インターネットラジオ fmGIG 「マゴちゃんのツナガリっちょラジオ」出演
インターネットラジオ fmGIG 「コトリカの輝くママきっぷ 」出演

講師・取材・執筆依頼は下記からお問い合わせください
お問い合わせ先

 

広告