後悔しない妊活の進め方② 気がついたら不妊治療に高額なお金を使っていた…とならない為に

昨日のこちらの記事の続きになります。
後悔しない妊活の進め方① もっと早くに…と思わない為に

不妊治療を続けているともう一つの後悔が「治療に投資したお金」です。
年末のネットニュースでもあがっていましたが、「不妊治療に高級車2台分の出費」

そう約1000万近い出費
テレビでの不妊特集などの番組でも1000万超えの方がよくインタビューされてます。

決して珍しくない不妊治療の1000万超え

納得して支払った金額なら良いのですが、多くの場合は「気づいたら」や「やめ時がわからなくて」という感じで気づけば…という場合が多いのも不妊治療で使うお金の特徴かもしれません。

お金に関しては、いくらまでなら不妊治療にお金を使えるかなど、細かなシュミレーションが必要な場合は、不妊のお金に強い専門家をご紹介させて頂いていますが、この記事では「気づけば数百万」という風にならなくても済むための最低限のポイントについて書いていきたいと思います。

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1回の不妊治療にいくらかかるの?

不妊治療は基本自由診療の為、金額に決まりはなくクリニックによってかかる費用は様々です。
タイミング法の場合は健康保険内診療の場合はさほど費用がかかりませんが、人工授精以降は段々と高額医療になっていきます。

自分が通う予定のクリニックのHPで確認してもらうのが一番ですが…結構記載されていなかったり項目ごとに書かれていて最終合計や目安が記載されていないHPが多いんですよね。

「不妊治療 費用 目安」
などで調べると様々なコラムサイトなどが出てきますが、情報サイトでは人工授精の場合1回 1万~2万(保険適用外)と書かれているところが多いかな?と思います。

では実際、本当にこれぐらいの金額で可能なのでしょうか?

実際に不妊クリニックのHPを確認すると(一例ですが)

地方で 人工授精 1回14000円
首都圏 人工授精 1回18000円

と出てきます。

やはり全体的に都市部の方が高い傾向にあります。
後は不妊専門クリニックなのか?産科併設なのか?によってもお値段は変わってくる傾向に…

で、ここで気を付けて欲しいのが、この金額には薬代(排卵誘発剤等)や超音波エコー代が含まれていません。
ここは個人差も大きいので一概には言えないのですが、ここに薬代やエコー代をプラスすると2万~3万ぐらいが一般的な相場だといえます。

だいたい記載されている金額の1.5倍~2倍ぐらいですね

 

では体外受精の場合はどうなのでしょうか?

またネットの情報サイトを確認してみると20万~60万(助成あり)と記載されていました。
かなりふり幅が…と思ってしまいますが…

では実際のクリニックの費用を確認してみると(一例ですが)
ちなみにこれ、合計金額で書かれていなくて必要なものをプラスして足し算していかなければならないという、これから不妊治療をスタートされる方にとってはかなりハードルが高いものだったりします。
(個別相談でもHPの金額の見方をよく質問されます…)

地方で体外受精1回あたり  約42万
首都圏で体外受精1回あたり 約52万

採卵数などは一般的な数を採用して計算してみました。

ちなみにこれらの費用には薬代やエコー代、顕微授精代は含まれていません。
それ以外にもプラスαのオプション料金なども含まれていません。

それらをプラスすると…結果的には60万~高い場合は100万近くになってきます。

情報サイトの金額はかなり低めに見積もっている事が分かって頂けると思います。
なので、その金額を信用して治療をスタートすると、最終的にまとめてみると思ってもみなかった支払金額に驚くことになってしまいます。
(薬代やエコー代は診療のたびの都度払いなので、まとめてみないと気付かない事があります))

体外受精の場合は助成金が使える為、実際にはもう少し費用が安くなります。
とはいえ、回数制限があるので無限につかえるわけではありません。

また県や市町村によって条件がかわってくるので使用時に確認する必要があります。

ちなみに滋賀県の場合は初回30万 2回目以降15万(最大)の補助がおります。

とはいえ、やはり高額な治療費が必要になることには変わりありません。

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ゴールを「妊娠するまで」にしない

「気づけば…治療費が1000万近くになっていた」という方に多いのが、「次こそは、次こそはとなって辞め時がわからなくなってしまっていた」という状況に陥っていることです。

「ここまでやって来たからこそ何とか妊娠したい」
この気持ちは痛いほどわかります。
しかし、ここで一歩引いて冷静な視点になることが必要です。

実は不妊治療の回数による妊娠率は「累積妊娠率」と統計である程度明らかになっています。
(余談ですが、不妊カウンセラーの試験を受ける方は統計の問題でます…)

完全に横ばい(妊娠率の増加が見られなくなる)になるのは、あるクリニックのサイトでは40代以下で20回 40歳以上で10回とも言われていますが、実はその手前に妊娠率の増加率が一気に緩やかになるポイントがあります。

それがだいたい3回と6回目あたりになるのです。

実際助成金の補助も最高6回までです(40歳以上で治療をスタートした場合は3回まで)

残念ながら回数を繰り返せば妊娠するわけではないのです。

だからこそゴールを妊娠にしないことが大切になってきます。
そして場合によっては転院を視野にいれることも必要です。

不妊治療はガイドラインがありません。
クリニックの医師の采配で治療方針が決まってしまいます。
その為、転院して違う治療方法を試す事で妊娠する人も実は少なくないのです。

やみくもに転院を繰り返す必要はありませんが、同じ治療方法を繰り返すだけなら転院も一つの選択肢になります。

 

 

いくらまでお金が使えるか?不妊治療をスタートする時にシュミレーションしてみよう

実はこのシュミレーションをせずに治療をスタートする人は少なくありません。
体外受精にステップアップする前にしてほしいのがこのシュミレーションです。

不妊治療中はどうしても不妊治療がすべてになってしまいます。

他の事にはなかなか目がいかない。
しかし、残念ながら支払える費用には限界があります。
そして、治療以外にも生活があります。

そこを含めてシュミレーションしてみることが大切です。

いくらぐらい治療に使えるお金が割り出せたでしょうか?

出来る限り治療を行いたいという場合であれば、このシュミレーションをプロにしてもらうのも一つの手段です。

 

 

出産後もお金はかかる

そして忘れてほしくないのが「出産後もお金がかかる」と言う事。
不妊治療は妊娠して、出産したら終わりではありません。そこから子育てに何百万というお金が必要になってきます。

場合によっては一千万以上の金額も…

そして自分たちの老後資金も必要になってきます。

特に高齢で出産した場合は定年退職と子育てで一番お金がかかる時期が重なってしまうこともあります。
だからこそ、それらも視野に入れて不妊治療費にいくら払えるかを考えていく事が必要です。

だからこそ不妊治療に「保険適応」をという声もよく聞きます。
でも、果たして今の妊娠率、不妊治療の高齢化をみていると一律に保険適用にしてもいいものなのか?と思ってしまいます。

保険適用よりは、「助成金の金額を増やす」「適切な妊娠教育に力を入れる」などこちらに力を注いだ方が良いのではないかと思います。

「不妊治療の保険適用について」はまた別の機会で書いていきたいと思います。

不妊治療の個別相談では治療回数や転院についてのご相談も承っています。

妊活・不妊相談のご案内

対面でのご相談は滋賀・京都で行っております。
遠方の方はZoomでのご相談も可能です。
平日夜間の相談もお受けしています(月2枠のみ)
また、土日で、滋賀県東近江市まで来て頂ける方に限り夜間のご相談も受けていますので気軽にご相談ください。

詳しくはこちらをご確認ください
遠回りをしない 妊活・不妊治療の進め方 個別サポート

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公式HP募集中の講座取材依頼企業向け不妊治療と働き方研修飲食店向け衛生管理研修微生物に関するブログプロフィール

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≪プロフィール≫

笛吹 和代

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関西を中心に活動し、臨床検査技師の国家資格を保有する、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー

自身の不妊治療退職をきっかけに「働く女性の不妊治療退職ゼロ」を目指して、妊活や不妊の悩む女性の個別相談を行ったり、セミナー講師として活動したり、妊活や不妊をサービスとする専門家向けの講座も行っている。

また、働く女性向けサイトで妊活コラムも担当

2017年5月 医療職とファイナンシャルプランナーによる妊活や不妊で悩む女性を支援するプロジェクトチームを立ち上げる。2018年9月には第1回目の妊活イベント「ワタコレ」を関西で開催し100名を超える方で当日はにぎわった

≪経歴≫
1979年滋賀に産まれる
不妊治療の末2012年に男児を出産

子どもの頃から身体の仕組みに興味があり、医療系の学部に進学する。
卒業後は検査センターで様々な検査や健診に携わったのち、製薬メーカ・化粧品メーカで専門職として勤務する。28歳で結婚、29歳から妊活をスタートするものの妊娠にたどり着かず、32歳で前職を退職し、33歳で第1子を出産

その後健診現場に復帰するが、自身の経験から不妊で悩む女性の支援をしたいと事業をスタートさせる。現在は当事者支援と不妊予防を伝える事に力を入れている。

≪講座開催実績≫
2015年より自身で講座主催をする傍ら
大津市男女共同参画センター様、漢方薬局様、鍼灸師団体様 カルチャーセンター等で妊活や不妊、女性の身体に関する講座を開催

≪コラム掲載≫
奈良の子育て応援アプリ「ぱーぷるmama」にてコラム掲載
専門家によるパパママ応援サイトIKU♡LOVEにてコラム掲載
NAILIST JOBで女性向け コラム掲載
働く堅実女子のお悩みサイトsuits-womanで妊活コラムを担当

≪取材実績≫
日本成人病予防協会 妊活ページ取材

≪ラジオ出演≫
インターネットラジオ fmGIG 「マゴちゃんのツナガリっちょラジオ」出演
インターネットラジオ fmGIG 「コトリカの輝くママきっぷ 」出演

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